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治らないと言われても!諦める事など、ただの一つもない
先日、脳出血の患者さんのご依頼がありました。
受診をした際にドクターに
これ以上治らない
と言われた、ご家族が悲しげに私に伝えてくれました。
流石に元どおり完璧には、厳しいかもしれません。
しかし
先ほどより、身体が
1㎜、動くようになるかも知れません
1度、動くようになるかもしれません
些細な数字かもしれません。
頑張っても10㎜動くことが限界かもしれませんし、明日にはまた3㎜戻ってしまっているかもしれません。
もっと頑張ろうと、時にはやる気になるし、こんなに頑張っているのにどうして…と時には落ち込む時も来るでしょう。
しかし、一人で戦っている訳ではありません。
私達医療者は
患者さんの最大の味方であり、最大の応援者でなければなりません
治らない
ドクターの発言は影響力があります。
たった一言で打ちのめされてしまいます。
患者さんは、少しの可能性であれ、少しでも良くなればと思っています。
私達の医療は地道な治療です。
ちっぽけな
治療かもしれません
されど
されど…
私達の患者さんは、何人も手すりをつかまりながらでも歩けるようになったり
車イスを上手く使って、ご家族と散歩やご旅行を楽しめるようなっているのも
事実なのです。