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健康になる事が目標の落とし穴
患者さんからよく耳にする言葉
それは…。
「健康になりたい」です。
医療者からの視線であえて言わせていただくとすれば
「健康になる事」をゴールにすることはお勧めしておりません。
その言葉を口にされる患者さんの問診を行って行けば行くほど(聴いてみれば聴いてみる程)
どうやら、深層心理は
健康になる事=
ハツラツとしている事=
完璧になる事
に思えるからです。
とすると、どうなるか…。
想像している自分(目標としている自分)
と現実の自分がかけ離れていて
もしくは、追いつけなくなり。
自分で自分を認めてあげられなくなる
という傾向が、みられるようになります。
すると、今度は自分を投げ出してみたり、自分に攻撃してみたり…
最悪、鬱になって、死にたいとなってしまう方もいらっしゃいます。
では、どうしたら良いか?
健康になって「何をしたいか?」が重要になると思います。
例えば…
ゴルフスウィングがもう少し上手くなりたい。
電子レンジが使えるようになりたい。
歩いて、近くの公園まで行きたい。
温泉に行きたい。
トイレに行きたい。
リモコンでチャンネルを変えられるようになりたい。
何でもいいんです。
「健康」は「単なる道具」であって「ゴール」にするものではありません。
健康になって~をするが、大切なのです。
ひゅうが訪問マッサージでは、初回初めて会ったご家族、患者様それぞれ
近い叶えられそうな中間目標と
出来たらいいなの最終目標を考えてもらっています。
これが、継続治療には欠かせないモチベーション維持に繋がります。
一人一人、幸せになれるお手伝いをするのも、私たち医療者の大切な仕事だと思うからです。
今日は、いい天気です。
訪問日和です。では、行ってきます!